公共工事における発注見通しと入札予定/広告の違い

query_builder 2024/06/26

あだち行政書士事務所の足立です。

建設業を営んでいる皆様にとって公共工事は【いつか自社でも!】と意気込んでいる方も多いかもしれませんね。さて、そんな入札ですが、日常生活では使わない用語も多いですね。そこで今回は発注見通しと入札予定/公告の違いについて御紹介いたします。

発注見通しとは?


発注見通しとは、今後発注する予定で機関が動いている案件のことです。「公共工事の入札及び契約の適正化の促進に関する法律」に基づき公表されており、当該年度に発注する公共工事案件によく見られます。
ただ、発注見通しのため、案件自体が中止になる場合もあります。浜松市の場合は静岡県の入札情報システムにて確認することが出来ます。いち早く発注予定の見通しをチェックする場合にはこまめに確認したいところですね。

入札予定/公告とは?


公告とは、発注元が官報・掲示などの方法で調達に関わる情報を公開することを指します。
入札の公告の時期は、入札期日の前日から起算して10日前までとなります。緊急の必要がある場合には、5日まで短縮が可能です。予決令第74条によると、入札は「官報、新聞紙、掲示その他の方法」で公告することになっています。つまり発注見通しを経て案件が確定、発表された状態ということですね。こちらも重要な工事案件を見逃さないようにしっかりと確認したい所です。


以上が発注見通し、入札予定/公告の意味の違いでした。


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あだち行政書士事務所

住所:静岡県浜松市中央区富塚町851-2

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